スポット営業で契約できるほど甘くない!
業界のイベント(相談会など)で初めて出会った人から仕事の依頼を受けることもあろうかと思いますが、営業活動をスタートすればそういうケースは稀だということに気が付くでしょう。営業活動ほど継続する力が求められるものはないからです。
初めて出会う人というのは出会いがしらに衝突するようなものです。偶然か必然化はともかくとしても自分たちがコントロールできるものではないからです。またそういうものに頼るようになるとムラが多くなりますし、当然計画的にとはいかなくなります。
ましてこの時代「売れない時代」になればますます難しいことになっていきます。ぬるい業界ほどそういう傾向が強い特徴がありますから、同じように考える士業の方が増えれば取り合いにもなるでしょう。需要と供給のバランスが崩れて供給過多の状態になりますから値引き合戦などの競争に入らざるを得なくもなります。
従ってどう考えてみても計画的に営業活動を展開しながら見込み客と出会い、関係を育むスタイルの方が高い効果があると考えざるを得ません。
このあたりに継続して活動する士業と突発的に思い出したように活動する士業の差が生まれてくるのです。
営業活動を継続して行うために必要なこととは?
こういうことを理解して頂けるなら「暇な時に営業する」とか「お客様が減ったら営業する」というような考え方ではやっていけなくなることは明白になりますね?これがもし業界の常識であるならば、やはり一刻も早くその常識を捨てて新しい考え方を手にする必要があるでしょう。
では営業活動を継続して行うためには何が必要でしょうか?
営業活動を継続して行うには計画を立て確実に実行することのほかに試行錯誤することが必要です。しかしこれだけでは足りないものがあります。それは短いサイクルで回していくことです。
結果や成果を検証するまでに半年も一年も必要な計画は良い計画とは言えないでしょう。少なくとも営業活動ではそうだと思います。もっと短いサイクルで検証できるようにして改善や修正を重ねることが必要です。
試行錯誤を繰りかすことは成功への近道ではありますが、時間や労力、コストもたっぷり必要です。だからこそ短いサイクルで活動する必要があるのですね。
